手袋の重要性 ニトリル手袋 [レジンの作り方]
樹脂工作をおこなうときは細かな作業となります。モールドやピンセット、液ボトル、装飾パーツ、UVライト、撮影機材など様々なものを触ることになります。
液体が肌に付くと有害なので手袋などの対策が必要となります。

肌を守るために手袋が必要だよ
手袋の素材も気にしたいところだよ
知らず知らずのうちに周辺の道具に液がつくこともあるから掃除も大切だよ
工作に最適な手袋の選び方 [レジンの作り方]
作業時の手袋の重要性
必ず手袋を着用することが重要です。液体素材には皮膚への刺激性や、アレルギー反応を引き起こす可能性があるため、素手で触れるのは避けるべきです。適切な手袋を使用することで、作業中の安全性を高め、健康被害を防ぐことができます。
どの素材の手袋が一番いいのか情報収集したところ「ニトリル手袋」がいいようです
手袋の素材と特徴
作業に適した手袋の主な素材には以下のようなものがあります。
ビニール手袋
安価で使い捨てが可能。ただし伸縮性が低く、細かい作業には不向き。
100円ショップでも低価格で販売されています
ラテックス手袋
伸縮性が高く、手にフィットするが、ラテックスアレルギーの心配がある。
100円ショップでも低価格で販売されています
ニトリル手袋
ラテックスアレルギーの心配がなく、伸縮性に優れている。液体樹脂作業に最適。
100円ショップでも枚数が少なめですが販売されています
需要が高まっているのか分かりませんが品出し数量が少ない印象です
手袋選びのポイント
作業に適した手袋を選ぶ際のポイントは以下の通りです。
伸縮性が高く、手にフィットすること
細かな手作業のとき空気が入る隙間があるとストレスを感じることがあります
液体素材に対する耐性が高いこと
有害な成分が浸透・通過すると手袋の意味が激減します
アレルギー反応を引き起こさないこと
ゴムアレルギーなどを起こすこともあるので肌の反応も観察します
使い捨てが可能で、清潔に保てること
手袋1枚10円~30円程度なので安全優先で使い捨てることが望ましいと思います
これらの点を踏まえると、ニトリル手袋が作業に最適な選択肢といえます。

細かな作業になるので密着する適切なサイズがオススメだよ
いまのところ「ニトリル手袋」が無難かな
今後、ニトリル手袋が一般的になれば徐々に低価格になっていくのかも…そうなるといいね
ニトリル手袋がおすすめな理由
ニトリル手袋の特徴
ニトリル手袋は、合成ゴムを素材としているため、ラテックスアレルギーの心配がありません。
また、伸縮性に優れており、手にぴったりとフィットするため、細かい作業にも適しています。さらに、素材に対する耐性も高く、長時間の作業にも対応できます。
「ニトリル」が新しい素材なのか高性能なのか分かりませんが最近知られるようになってきました。100円ショップでも販売されるようになってきたので、徐々に価格もさがって一般的に普及するようになるかもしれません。アマゾンなどで箱買いするとお得ですが「ぴったりフィット」するのか慎重に選びたいところです。
ラテックスアレルギーの心配がない
ラテックス手袋は、天然ゴムを素材としているため、ラテックスアレルギーを引き起こす可能性があります。一方、ニトリル手袋はラテックスを含まないため、アレルギー反応の心配がありません。アレルギー体質の方でも安心して使用できます。
細かい作業に適した伸縮性
ニトリル手袋は、手にぴったりとフィットする伸縮性に優れています。作業時の細かい作業や、デリケートな部分への接着が容易になります。ビニール手袋のように硬く、手の動きを阻害することがありません。
安全性と耐久性
ニトリル手袋は、樹脂に対する耐性が高く、長時間の作業にも対応できます。また、使い捨てが可能なため、清潔な作業環境を維持できます。研磨時の防塵マスクの使用など、作業時の安全対策と合わせて使用することで、健康被害を最小限に抑えることができます。
アレルギー反応の心配がなく、細かい作業にも適していて、安全性や耐久性にも優れています。液体素材を使ったものづくりを始める初心者の方は、ぜひニトリル手袋を使ってみてください。
とにかく、アレルギーにならないための手袋選びという意味があります
作業時の注意点
手袋の使用以外にも以下のような注意点があります。
作業を行う際、換気の確保は非常に重要
液体素材には揮発性有機化合物(VOC)が含まれており、これらは作業中に空気中に放出され、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。そのため、作業環境を適切に整えることが求められます。
まず、風通しの良い場所を選びましょう。窓を開けて新鮮な空気を取り入れ、換気扇を使って空気の流れを作ることが基本です。特に、レジンを混ぜたり注入したりする際には、換気を怠らないようにしましょう。
作業中は定期的に換気を行い、空気の入れ替えを意識してください。作業が終わった後も、数時間は換気を続けることで、残留する化学物質を排出できます。さらに、エアクリーナーやフィルターを使うことで、室内の空気質を向上させることも効果的です。
これらの対策を講じることで、安全に工作を楽しみ、健康リスクを軽減することができます。しっかりした換気を行うことで、快適な作業環境を維持しましょう。
日光の遮断
日光の遮断は非常に重要
直射日光にさらされると、レジンが早く硬化してしまい、作業が難しくなることがあります。また、UV光が素材に影響を与え、色の変化や品質の低下を引き起こすこともあります。
作業スペースを選ぶ際は、窓からの直射日光が入らない場所を選ぶか、カーテンやブラインドを使って光を遮ると良いでしょう。さらに、作業用のテーブルに日除けを設置することも効果的です。
また、液体の保存についても注意が必要です。未使用の素材は、直射日光を避けて冷暗所に保管することで、品質を保つことができます。これにより、長期間にわたり安定した状態で使用することが可能です。
日光を遮断することで、作業の効率を向上させ、製品の品質を確保することができます。安全かつ快適な作業環境を整えるために、しっかりと対策を講じましょう。
適切な服装
適切な服装は安全を確保するために非常に重要
以下のポイントに注意して服装を選びましょう。
1. 長袖・長ズボン
肌を保護するために、肌の露出を避ける長袖のシャツと長ズボンを着用します。これにより、万が一液体が飛び散った場合でも、肌への直接接触を防げます。
2. 作業用エプロン
汚れを防ぐために、専用の作業エプロンを着用すると良いでしょう。液は一度つくと取り除くのが難しいため、衣服を保護することが重要です。
3. 滑りにくい靴
作業中に液体がこぼれることがあるため、滑りにくい素材の靴を選びましょう。汚れに強い靴もおすすめです。
4. 手袋と保護メガネ
化学物質から手を守るために耐薬品性の手袋を着用し、目を保護するために保護メガネも必須です。これにより、作業中の事故を防げます。
5. 髪の束ね
長い髪は束ね、作業中に邪魔にならないようにします。
これらの適切な服装を整えることで作業を安全に行い健康リスクを軽減できます。安心して作業を楽しむために、しっかりと準備をしましょう。
液体の付着防止
初心者から経験者関係なく作業を行う際、付着防止は重要なポイント
作業台にはビニールシートや新聞紙を敷くことで、こぼれた液体の汚れを防ぎます。また、使用する道具にはシリコン型やテフロン加工のものを選ぶと付着しにくくなります。
手や肌を保護するために、必ず耐薬品性の手袋を着用しましょう。手袋を使用することで液体の付着を防ぎ、後の洗浄も容易になります。また、作業後はすぐに手袋を外し、手をしっかり洗浄することが大切です。
さらに、作業中に意図せず飛び散ることがあるため、周囲の物品にも注意を払いましょう。特に、電子機器や家具などにはカバーをかけると良いでしょう。
これらの対策を講じることで、液の付着を最小限に抑え、作業をスムーズに進めることができます。初心者でも安心して作業を楽しむために、しっかりと準備をしましょう。
これらの点にも留意しながら、安全で快適な工作を行うことが重要です。

光硬化液を扱うときには、日光や液体の臭い対策を同時に行う。
このような意識した環境づくりが大切だよ
液の掃除がアルコール系のものでふき取るなどの掃除が大切になるよ
石鹸や洗剤では不十分との情報もあるから気をつけよう。
まとめ
工作を始める際は、適切な手袋の選択が重要です。ニトリル手袋は、ラテックスアレルギーの心配がなく、細かい作業に適した伸縮性と耐久性を備えているため、作業に最適な選択肢となります。
また、換気の確保や日光の遮断、適切な服装など作業時の安全対策にも十分注意を払う必要があります。これらの点に留意しながら素敵なハンドメイド作品を作り上げることができます。
ニトリル手袋は特殊で高い値段なのではないかと心配していましたが、多少大きなホームセンターや通販サイトなどでも手ごろな価格で販売されていました。
たとえばですが、10枚入りで300円前後でした。1枚1枚使い捨てにするのもいいかもしれません。
また、念入りに専用クリーナーやアルコール系洗剤で洗うことで数回使うこともできるかもしれません。念のため天日干しすると洗浄が不十分で残った場合は、日光による固化などの反応が起きてリスク対策になるのかもしれません。
でも、思いのほか低価格なので1回1回の使い捨てのほうがスッキリ安心です。(笑)

アレルギーは金属アレルギーのように継続的に接触していると、ある時点から皮膚がかゆくなったり炎症をおこしたりしちゃうよ
どの程度でアレルギーになるのかは個人差があります。
作家などアレルギーになってしまうと今後の活動に影響を与えかねません。
万が一のことまで意識して安全対策を行うことが大切です。