ドライフラワーとの組み合わせ
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ドライフラワーなどの花や植物を樹脂で閉じ込めると立体的で綺麗な状態を観賞することができるよ。直射日光に当たり続けたり時間経過で色あせることはしょうがないけどね。
机やテーブルのあると観る楽しみが増えるよ。 |
UV樹脂クラフトを始める初心者の方を対象に、UV樹脂とドライフラワーを組み合わせた作品づくりについて詳しく解説することを目的としています。
ドライフラワーは、ンクラフトの中でも人気の高い素材の1つです。でも、ドライフラワーの品質を確保して活用するコツを理解していないと、思うような仕上がりにならない可能性があります。
このページでは、活用方法から作品づくりのテクニック紹介します。
樹脂とドライフラワーの相性
クラフトの世界で非常に相性の良い素材の組み合わせです。ドライフラワーは、樹脂の中に美しく閉じ込められ、透明感のある作品を作ることができます。
また、ドライフラワーの色合いや質感が、ガラスのような中で際立って見えるのも魅力の1つです。
アクセサリーからインテリア小物まで、幅広い用途で活用できます。初心者の方でも、ドライフラワーの特性を理解し、適切な方法で作品づくりを行えば、素敵な仕上がりの作品を作ることができます。
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封入に適した大きさや形のモールドを見つけよう。小さなサイズから試してみよう
押し花のように平面の樹脂作品も魅力的ですし、ドライフラワーの立体感を維持してUV樹脂に閉じ込めるのもとっても魅力的です。 |
選び方とプリパレーション
活用する際は、
ドライフラワーの選び方と
下準備・手入れが重要です。
選び方のポイントは以下の通りです。
色合いや形状が美しいものを選ぶ
花の色合いや形状を慎重に選ぶことが重要です。まず、色合いについては、鮮やかで自然な色を持つ花を選びましょう。例えば、ラベンダーの紫やカスミソウの白、バラの淡いピンクなどは樹脂の透明感と相まって美しいコントラストを生み出します。色のグラデーションがある花も、作品に深みを与えるためおすすめです。
次に、形状については、細かなディテールが際立つ花を選ぶと良いでしょう。例えば、コスモスやペチュニアのように、花びらの形が優雅で繊細なものは特に映えます。また、葉の形や質感も考慮し、全体のバランスを意識して選ぶことが大切です。
さらに、フラワーのサイズも考慮しましょう。小さめの花は、樹脂の中で自由に配置でき、全体のデザインに動きを与えます。逆に、大きな花を中心に配置することで、インパクトのある作品を作ることも可能です。
これらのポイントを踏まえてドライフラワーを選ぶことで美しい作品を作り上げることができます。自然の美しさを活かしたデザインを楽しんでください。
大きさや厚みが適度なものを選ぶ
大きさや厚みが適度なものを選ぶことが重要です。まず、大きさについてはモールドや作品全体のバランスを考慮しましょう。小さすぎる花は埋もれてしまうことがあり、大きすぎる花は全体のデザインを圧迫してしまいます。一般的には、モールドのサイズに対して、花の直径が3〜5センチ程度のものがバランスが良いとされています。
次に、厚みについてですが、あまり厚すぎる花は硬化が不均一になる可能性があります。適度な厚みのものを選ぶことで透明感を活かした美しい仕上がりが期待できます。例えば、薄い花びらが重なった形状の花や、比較的平坦な形の花は、樹脂の中に埋め込む際に映えます。
大きさや厚みが適度なドライフラワーを選ぶことで、より魅力的な作品を作り上げることができます。自然の美しさを最大限に引き出すための大切なステップです。
脆くなりすぎていないものを選ぶ
脆くなりすぎていない花を選ぶことが非常に重要です。脆い花は埋め込む過程で割れたり、崩れたりする可能性が高く、作品のクオリティを損なう原因になります。適度な柔らかさや弾力性を持つドライフラワーを選ぶことで取り扱いやすく、しっかりと結合することができます。
例えば、しっかりとした質感を持つ花や、乾燥過程で適度に水分を保った状態のものが理想です。また、厚みや形状が安定している花は、より耐久性があり、埋め込んでも美しさを保ちます。特に、花の中心部分や茎の部分がしっかりしているものを選ぶと、全体のデザインがより安定します。
こうしたポイントを意識して制作することで、長持ちし、見栄えの良いレジン作品を作ることができます。自然の美しさを最大限に引き出しながら、作品を楽しんでください。
また、ドライフラワーを液体素材に閉じ込める前に、以下のような
下準備・手入れを行う必要があります。
1.
軽く洗って汚れを落とす
ドライフラワーを使用する前に、軽く洗って汚れを落とすことは非常に重要です。保存過程でほこりや小さなゴミが付着することがあります。これらの汚れは、作品の見栄えを損ねるだけでなく、樹脂との接着性にも影響を与える可能性があります。
まず、優しく流水でドライフラワーを洗い流します。この際、強くこすったり、圧力をかけたりしないよう注意してください。花びらが破損する恐れがあるため、軽く水で流す程度で十分です。また、洗った後は、柔らかい布やペーパータオルで軽く押さえ、余分な水分を取り除きます。
完全に乾燥させることも忘れずに行いましょう。水分が残っていると、硬化させる際に気泡が入ったり、仕上がりに影響を与えることがあります。こうした手順を踏むことで、清潔で美しいドライフラワーを使用し、より素晴らしい作品を作り上げることができます。
2.
乾燥させて水分を取り除く
使用する前にしっかりと乾燥させて水分を取り除くことは非常に重要です。水分が残っていると、樹脂との接着性に影響を与えたり、硬化過程で気泡が発生する原因になります。
まず、洗った後、余分な水分をペーパータオルや柔らかい布で軽く押さえて取り除きます。その後、風通しの良い場所で自然乾燥させるか、乾燥機を使用して完全に乾かします。直射日光は避け、湿気の少ない場所で干すと、色合いや形状を保ちやすくなります。
乾燥後は花の状態を確認してください。しっかりと乾燥していることを確認したら、液体素材に埋め込む準備が整います。こうした手順を踏むことで、より美しく、耐久性のある作品を作ることができます。
3.
適度な大きさにカットする
花を使用する際には、モールドに合わせた適度な大きさにカットすることが重要です。花のサイズがモールドに合わないと、全体のデザインがバランスを欠いたり、埋め込む際に難しくなったりします。
まず、使用するモールドを確認し、どの部分にドライフラワーを配置するかを考えます。次に、必要な大きさを測り、花や葉を慎重にカットします。ハサミやカッターを使うと、細かい部分を正確にカットできるため便利です。
カットする際は、花びらや葉の形状を生かすように心がけ、均一なサイズになるよう注意しましょう。また、カット後は、 edges(エッジ)が滑らかになるよう整えておくと、レジンとの接着が良くなります。これにより、より美しい仕上がりが期待できます。
こうした手順を踏むことで、モールドにぴったり合ったドライフラワーを準備し、素敵な作品を作ることができます。
これらの準備を行うことで、ドライフラワーを樹脂の中に美しく閉じ込めることができます。
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植物や花の色や形を維持させるためにはドライフラワーが最適で近道だね
でも日光の紫外線などを浴びると色あせたりするから保管場所に気を付けたり、あえて色付けするのもアイデアだね |
UVレジンに閉じ込める方法
ドライフラワーを中に閉じ込める方法は以下の通りです。
1.
UV硬化樹脂を容器(モールド)に適量注ぐ
2.
ドライフラワーを樹脂の上に慎重に置く
3.
ピンセットやスティックを使ってドライフラワーを中に沈める
4.
気泡が入らないよう、ゆっくりと樹脂を広げる
植物の構造が複雑であるほど時間や慎重さが必要です
気泡の存在が見た目のクオリティに影響を与えます
(見るたびにどうしても気になるとか…)
5.
UVライトを当てて液体素材を硬化させる
最初は底の部分だけを硬化させて植物が動きにくくさせる手順もあります
この際のポイントは、中に沈めるときに気泡が入らないよう、ゆっくりと丁寧に行うことです。また、UVライトを当てる時間も、完全な硬化に合わせて調整する必要があります。
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植物や花の隙間に気泡が残りやすいから気をつけて…
花びらや葉が多くある場合は本来の形を維持して固めるのが理想だけど回数を重ねるごとに上手になるよ |
ドライフラワーを活かしたアクセサリー
UV樹脂とドライフラワーを組み合わせて、アクセサリーを作ることができます。ピアス、ネックレス、ブローチなど、様々なアクセサリーに活用できます。
アクセサリー作りのポイントは以下の通りです。
作品のサイズや形状を事前に検討する
作品のサイズや形状を事前に検討することは、樹脂アートにおいて非常に重要なステップです。まず、制作する作品の目的や用途を明確にし、それに応じたサイズを決定します。例えば、アクセサリーや小物の場合は、持ち運びやすいサイズが理想です。一方、インテリア用のアートピースであれば、存在感のある大きさが求められることがあります。
次に、形状についても考慮が必要です。モールドの形やデザインを選ぶ際に、どのような形状が作品に合うかを検討します。例えば、丸型や四角型、自由な形状など、作品のテーマに合わせた形を選ぶことで、全体の印象が大きく変わります。
また、花や装飾物の配置も考え、視覚的なバランスを意識しましょう。これにより、より魅力的で完成度の高い作品を作ることができます。
事前にサイズや形状を検討することで、制作過程がスムーズになり、理想的な作品を実現するための基盤を築くことができるのです。
アクセサリーのパーツ(金具など)を事前に準備する
ピアス、イヤリング、ネックレスなどの金具でも材質によっては金属アレルギーが出る場合もあるので、
日常的に身に付ける場合はアレルギーの起こりにくい素材選びをオススメします。
ドライフラワーの配置やレイアウトを工夫する
配置のバランスを考えることが大切です。花や葉を均等に配置することで、全体が調和し、視覚的に心地よい印象を与えます。
次に、異なる大きさや形状のドライフラワーを組み合わせることで、動きや奥行きを感じさせるレイアウトが可能です。例えば、大きな花を中心に配置し、その周りに小さな花や葉を配置することで、視覚的な焦点を作り出します。
また、高さや層を意識することも重要です。花を重ねたり、異なる高さのオブジェを配置することで、立体感を演出できます。このような工夫により、作品に深みが生まれ、見る人を引きつける魅力的なデザインが完成します。
最後に、色合いを考慮し、コントラストを活かすことで、より印象的なレイアウトが実現します。これらの工夫を通じて、ドライフラワーの美しさを最大限に引き立てた作品を作り上げることができます。
樹脂量を調整し、適度な厚みにする
量を調整し、適度な厚みにすることは、作品の仕上がりに大きな影響を与えます。まず、使用するモールドのサイズやデザインを考慮し、必要な量を測定します。薄すぎると、ドライフラワーや装飾物の美しさが十分に引き立たず、厚すぎると重たくなり、バランスを崩す原因になります。
次に、樹脂を少量ずつ流し込み、均一に広がるようにします。この際、花や葉を配置する前に、底面に薄く敷くことで、接着性を高めることができます。ドライフラワーを配置した後は、再度流し込む際に、少しずつ追加しながら、全体が均一になるように調整します。
その際、樹脂が泡立たないように注意し、必要に応じてバーナーやヘアドライヤーを使って気泡を取り除きます。こうすることで、透明感のある美しい仕上がりが期待できます。
適度な厚みを保つことで、作品全体の強度も増し、長持ちするアート作品を作ることができます。これらの手順を踏むことで、理想的な作品を実現することができます。
完成後は、金具の取り付けなどの仕上げ作業を行う
完成後は、裏面の処理や飾り付けなどの仕上げ作業を行うことが重要です。まず、裏面の処理では、エッジや表面の粗さを整えるために、サンドペーパーを使って滑らかに仕上げます。この作業により、作品のクオリティが向上し、手触りも良くなります。
次に、必要に応じて、裏面に保護コーティングを施すことも考慮しましょう。これにより、作品の耐久性が増し、色あせや傷から守ることができます。
その後、飾り付けのステップに移ります。例えば、金属製のフレームやスタンドを取り付けたり、リボンやストーンを加えたりすることで、作品に個性的なアクセントを加えることができます。これにより、全体の印象が引き締まり、より魅力的な仕上がりになります。
最後に、全体を見渡してバランスを確認し、必要に応じて微調整を行います。これらの仕上げ作業を通じて、完成度の高い作品が完成します。細部にまでこだわることで、より特別なアート作品に仕上がります。
このように、ドライフラワーを活かしたアクセサリー作りは、初心者の方でも楽しめる魅力的なクラフトです。
花を活かしたその他のクラフト
アクセサリーやインテリア小物以外にも様々な用途で活用できます。
例えば、以下のようなクラフトにも応用できます。
ウォールデコ(壁掛け飾り)
ウォールデコは、ドライフラワーの美しさを最大限に引き出した特別な作品です。
自然の色合いやテクスチャーが、あなたの空間に温もりと癒しをもたらします。シンプルなデザインながら、存在感があり、どんなインテリアにもぴったりフィット。友人や家族へのギフトにも最適です。毎日目にすることで、心に安らぎを与えてくれることでしょう。ぜひ、あなたの暮らしに取り入れて、特別な空間を演出してください。
キーホルダー
キーホルダーは、あなたの鍵やバッグに個性をプラスするアイテムです。ドライフラワーを使用したデザインで、自然の美しさを感じながら、毎日を特別に彩ります。手作りの温もりを感じるこのキーホルダーは、友人や家族へのギフトにもぴったりです。使うたびに心が弾む、あなただけの特別なアイテムをお楽しみください。
しおり
写真立て
写真立ては、大切な思い出を美しく飾るための特別なアイテムです。
ドライフラワーをあしらったデザインが、写真に自然の温もりを添え、空間を華やかに演出します。シンプルでありながら存在感があり、リビングや寝室にぴったり。大切な人へのギフトとしても最適です。思い出をいつまでも美しく残すために、この写真立てをぜひご利用ください。
時計
文房具
ドライフラワーの特性を活かしながら、自分のアイデアを形にしていくことで、オリジナリティ溢れる作品を生み出すことができます。
まとめ
「UV樹脂とドライフラワー」は、クラフトの世界で非常に相性の良い素材の組み合わせです。ドライフラワーを美しく閉じ込めた作品は、透明感のある仕上がりで、アクセサリーからインテリア小物まで、幅広い用途で活用できます。
初心者の方でも、ドライフラワーの性質を理解し、適切な方法で作品づくりを行えば、素敵な仕上がりの作品を作ることができます。
ドライフラワーの選び方や下準備・手直し、UV樹脂への閉じ込め方など、基本的な技術を身に付けることが重要です。
また、アクセサリー作りやインテリア小物作り、さらにはその他のクラフトにも、ドライフラワーを活かすことができます。自分のアイデアを形にしながら、オリジナリティ溢れる作品を生み出すことができます。
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立体的なものを綺麗に閉じ込めたときは感動するよ。光で印象も変わるよ。
気泡の問題や葉と葉、花びらと花びらがくっつかないようにさせることはノウハウが必要だね。 |
固化した作品をなめらか、ツヤツヤに研磨
作った作品を、きれいな仕上がりにするための研磨方法を解説しています。
まずはヤスリを使って段差部分を削り平らにする「研削」の工程。次に耐水ペーパーで表面を滑らかに磨く「研磨」の工程。最後にコンパウンドを使って透明感を高める、という一連の手順を丁寧に説明しています。
UVライトの特性や安全な使用方法
UVライトを使う際は、紫外線の安全性に注意が必要です。
液体は紫外線を使って硬化するため、使い方を間違えると危険です。
この記事では、製品の特徴や安全性について解説しています。作業時の換気、遮光、手袋の着用など、正しい使用方法を確認することが大切です。
脱泡の方法
作品素材を使う際に気になるのが、気泡が入ってしまうことですね。
この記事では、液の気泡の原因と、簡単に取り除く方法を詳しく解説しています。
気泡の原因は、品質、勢いよく注ぐことによる空気の混入、素材の隙間に残った空気、温度上昇などが考えられます。
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